遺贈(いぞう)

遺贈とは、民法に定める方式の遺言により特定の者に財産を贈与することを指します。

民法では、民法に定める方式による遺言のみを認めており「自筆証書遺言」「公正証書遺言」「秘密証書遺言」「特別方式」による遺言が定められています。(民法第967条、第976条から979条)

これらの遺言において遺言をする者が、特定の者に対して財産を贈与する意思表示をすることを「遺贈」といいます。

特定の者に財産の何分の一を与えるというような抽象的な意思表示を「包括遺贈」、この家を与えるというような具体的な意思表示を「特定遺贈」と呼んで区別しています(民法第964条)

「包括遺贈」には、民法の「相続」の規定の大部分が適用されますが、代襲相続・遺留分減殺請求権の規定は適用されません(民法第990条)


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